主人にも好評だ。
結婚前からあまり体型のかわらない主人は、今でもそれなりにスーツを着こなしている。
姿見を設置してから、主人の玄関の滞在時間も長くなった。
なんだか、少しだけおしゃれになってきたような気もするが。
さすがに自分の全身を、玄関で見てしまうと、今さらながら恥ずかしくなったりもする。
今履いているデニムも、よく見たら長さが微妙に短くて、足が短く見えて、バランスも悪く、よりいっそうスタイルを悪く見せていたのだ。
お気に入りのおしゃれと思っていたTシャツも、肘の部分のシミ汚れが意外に目立つものだと気がついた。
自分からはよく見えないから、そこまで気にならなかっただけなのだ。
恥ずかしい・・・。
自分の髪型も。
なんだかバランスが悪く見えた。
カットにも行かず、伸び放題の髪は、毛先が傷んでいるだけでなく、長さもそろっていないのが気になった。
パーマもかけていないが、かと言ってストレートという感じもない。
もともとカラーはしていないから、根元の色が変わることがないことだけが救いかもしれない。
パーマをかけるか、切りそろえるかしないと、より老けて見えているだろう。
本当の姿を見るのは、大切なこと。
見えない部分を見る努力は必要なことなんだ。
ほんとに、今さらながら気がついた。 |